『宇宙の騎士テッカマンブレード』第25話「新たなる悪魔」

アーマープラス テッカマンエビル 限定品


遂に自らの過去を語るDボゥイ。
彼の乗ったアルゴス号はラダムと接触し、テックセットシステムに取り込まれ、ラダムの先兵とされたのだった。
その悲しい運命にスペースナイツメンバーは涙を流す。
だが、Dボゥイを待っていたのは更に過酷な運命だった……。


ミユキが自らの死が近いことをDボゥイに告げる。
エビルから助け再会がなったばかりだというのに。
こればかりはDボゥイにとってもかなりショックらしく、外聞もなく落ち込む。
ミユキの方は既に覚悟を決めていたからか、いち早く気を取り直していたが。
他ならぬ自分の事だから、というのもあるのだろうが、流石Dボゥイの妹というべきか。


ミユキがもたらしたラダムの情報。
・地球の環境をラダムに適合させるためにラダム樹を繁殖させている。
・ラダム樹の花が一斉に咲いた時、地球はラダムのものとなり侵略は達成される。
・と、テッカマン達は教えられている。
テッカマンを統率するのはテッカマンオメガ。
・オメガはテッカマンアックス、ランス、ソードの覚醒を急いでいる。
・ラダム基地は月の裏側。
・相羽タカヤ=Dボゥイ脱出後、相羽孝三博士がアルゴス号を自爆。ラダム母艦は制御不能となり月の裏側に不時着。
・オメガは基地から動けない。


ざっと箇条書きにすると以上か。
最重要なのは無論ラダム基地の所在。
この時はあの無表情なフリーマンが目を見開いていたくらいだから(苦笑)。
他にもラダム樹の役割やテッカマンの人数とかなり具体的な情報が。
これまでラダムに関しての情報が僅かだったスペースナイツ側もかなりマシになったか。


ミユキの話を聞いている内にDボゥイはラダムへの復讐に駆られて月面基地を攻撃しようとする。
月面基地攻撃作戦のシミュレーションが終了するまで攻撃を許可しないフリーマンと言い争いになりかけるが、ミユキの発作により出鼻をくじかれる。
ミユキがテックシステムに適合しなかったために体が連鎖反応的に組織崩壊を起こしているとのこと。
テックセットする時に見える線のようなものが浮き出るということは、その過程で何らかの不具合があるということかな。
シミュレーション云々はフリーマンの配慮と察するおやっさんは流石。
やはりこの年長者二人は見ていて安心感がある。


アックス・ランス・ソードの覚醒。
覚醒後はすぐにオービタル・リングに赴き、エビルの回復待ち。
作中の時間がリンクしているなら、一晩とかその程度で月の裏側からオービタル・リングに行けることになる。
実際の所は不明だが。


ほぼ忘れられていた防衛連合軍のコルベット准将が登場。
小ネタではあるが、実在する歴史上の人物を列挙するのがブレードらしいというか。
しかし、成功例ばかり挙げてるが、数え切れない失敗例を考慮してない辺りが考えの浅いコルベットらしいが。
閑話休題
ソルテッカマンの完成で調子に乗った挙げ句の大失態をブレードとスペースナイツに助けられ、どうしているのかと思ったら。
フリーマンを出し抜いて名誉挽回するために超高分子フェルミオンミサイルでのオービタル・リング攻撃を思いついたのだろう。
だが、これらの件は何よりも名誉を重んじるコルベットには耐え難い苦痛だったようで。
数億の民間人を犠牲にすると分かっていながら作戦を強行しようとする時点で平静を失っていると言っていいだろう。
この辺は先の話を知っているから、そう思うのかもしれないけど。
なので、詳しくは次回で。


エビルとの対決でも出てきた海岸で兄妹が一時の休息。
ミユキは無理して明るく振る舞っているようにも見えるが、こちらの方が本来の姿に近いんだろうな。
ミユキのアキにヤキモチの真偽はともかく(笑)、常にDボゥイの傍らにいるアキがDボゥイにとって大切な存在というのは分かった筈。
だから、あの台詞なんだろうな。


折角の兄妹の休息もスペースナイツ機へのラダム獣の襲撃で終わった。
ラダム獣を迎撃するブレードの前に現れる4人。
全員が声を揃えてクリスタルをかざす。
「テックセッター!」
テッカマンエビル、ランス、アックス、ソード。
4人のテッカマンがブレードの前に立ちはだかる……。


というところで、次回へ。
ミユキやコルベットとか色々あったが、やはりラストの4人テックセットが絶望的過ぎる。
ここは連続で見たいところだが、力尽きたのでここまで。


今回の作画はシーン毎のばらつきがかなり激しかったような。
ラストのテッカマン大集合とかはかなり良かったが、キャラは本当に良くも悪くもバラバラ。
それがブレードの味ではあるんだが。
次回が最高レベルの回と考えれば、まだ頑張った方だと思うけどね。


テッカマンブレード」2クールの集大成がここに。
ということで次回、第26話「死をかけた戦い」
仮面の下の涙をぬぐえ