仮面ライダー響鬼

仮面ライダー響鬼 VOL.6


最終回。
結局オロチは冒頭だけで終了。
クライマックスとしても弱いと思っていたけど、ここまでスルーされるとは。
話の構造としては分からなくはないが、もうちょっと盛り上げても良かったんじゃ?
宗家云々も思いっきりスルーでイブキの葛藤は完全に無意味に。
散々苦労した末にあきらには逃げられるし、ヘタレ化するだけで見せ場は無し。
ほんとイブキカワイソス。
その代わりにメインにされた一年後の少年エピソードはまあそれなりか。
落とし所としては無難ではあるんだが、無難なだけに面白みに欠けるし、ラストという感動には乏しかったかな、と*1
しかし、短い最終回の戦いの度に出しゃばって危機に陥る少年というのは流石にどうかと思う。


作品全体で見るとやはり前半と後半で良くも悪くも大きく評価が分かれる作品だったのではないかと。
個人的に路線変更した後半は前半と比較してどうにもパッとしなかったという印象。
ストーリー・演出・設定・登場人物の扱いなどがどうにも粗雑。
だからといってストーリーが分かりやすくなったり、アクションシーンが増えたり、良くなった訳でもなく。
前半もいきなりミュージカルになったり、まったりし過ぎていたり、少年パートとヒビキパートの接点が少なかったりと別の欠点があったんだけど。
それでもどちらかの路線を突き詰めていればそれなりに面白くなったと思うんだが……。
そういう意味では残念な作品だった。

*1:何でも感動的ラストならいいって訳でもないけど