「機動戦士Zガンダムヒストリカ 12」

Official File Magazine ZGUNDAM HISTORICA Vol.12
講談社
講談社 (2006/03/10)
売り上げランキング: 17,399


早速購入。
一緒に買うつもりだったアルティメットオペレーションプラス3のパラス・アテネは見事に忘れてしまったがorz*1


劇場版のスペシャルなだけあって内容的にもかなり詰め込まれている感じ。
まだ一回しか見てないから、覚えてないような細部が確認できるのは嬉しいところ*2


恒例の座談会とか御大インタビューも良かったが、興味深かったのはファ・ユイリィ役の新井里美さんのインタビュー。
ファの声優変更はフォウやサラのそれに話題が集中したせいか、これまであまり注目されることもなく露出が少なかったからかな。
個人的にTV版のファはヒステリックで金切り声で怒鳴ってる印象があって正直嫌いだった。
劇場版のファはその手の描写が少なかったというのもあるが、声質から大きく変わっていてギスギス感がかなり軽減されていたように思われる。
役回りもある意味雲泥の差だし(笑)。


これにてZGヒストリカシリーズは刊行終了。
全13巻と一冊は薄いものの情報量は多く、単なるストーリーや設定の解説で終わらず、Zが制作された時代性に着目して積極的に言及している点が(内容的に当否があるにしろ)他の関連本との大きな違いだろう。
また豊富な関係者インタビュー*3やゲーム、ゲームブック、ホビー雑誌での各種企画まで網羅している。
細かいところでは違和感を感じたりするところもあるが、トータルでみるとZガンダム関連の書籍としてはかなりの力作。
Zガンダム宇宙世紀ガンダムシリーズの関連書には現在入手不可能だったり、困難な代物も少なくないので、基本資料、入門書としてはかなり便利な代物ではないかと。
ただ1号ずつ継続してならともかく、まとめて買うとなると5000円以上する上に結構な重さになるのがネックと言えばネックか。
個人的にはそれでも買う価値は十分あると思うが。

*1:今回は何故かコンビニで見ないんだよな。関西は発売が遅いのか?

*2:ちょっと確信が持てなかったのだがジムキャノンIIの登場を確認出来た。

*3:富野監督やメインキャストだけでなく、Gackt森口博子までフォロー。