うたわれるもの

うたわれるもの 第一巻
バップ (2006/08/23)


ガイメレフ登場(違)。
ま、割と何でもありっぽい世界なので違和感はないがちと安っぽい感じだったのは残念。
しかし、あそこまで強力なのはちと疑問。
でかいし、動きも速そうじゃないから遠くから斥候で監視しておけば動向はほぼ掴めそうだし、行軍できそうなルートも限られてそうで罠でもかければ割と簡単に無力化できそう。
油をかけて火をつけるとか、川の水をせき止めて鉄砲水でとか。
そこまでしなくとも数は少ないだろうし、攻められている隙に本国を落とせばそれで終わるような気も。
まあ、あの手の兵器を初めて見た場合にそこまで冷静に考えられるかどうかは微妙だから致し方ないか。
ロボ戦の方はともかく、外交の方があまりに稚拙なのはどうかと思った。
あれだけの力があると見せつけられたのだから、それを元に外交交渉すれば統一はともかく攻められなくするくらい簡単な筈。
実際、攻められた国の方は停戦を求めていた訳で。
それを無視して容赦なく攻めた結果、交渉は無駄という印象を他国に与えているというのは弁解の余地無しという気がする。
他にも民族的な問題は残っているだろうが、あれだけの力の前にはそんな大きな問題ではないではないだろう。
時間がないにしろこの辺が雑なのは残念だった。
次回はガイメレフとトゥスクルの人外が戦う訳だが、カルラあたりは平気で戦ってそうで怖いな(笑)。