『コードギアス 反逆のルルーシュ』STAGE22「血染め の ユフィ」


取り敢えず。
当初のルルーシュのプランならまだある程度は読めたんだが、ここまでする、というかさせるか……。
スゲエ。


改めて感想。
見直してみると冒頭のスザクとユーフェミアのやり取りが泣ける。
おまけに発売されたDVD3巻が丁度ユーフェミア初登場の回なのでさらに。


腹いせにギアスを使ったり、黒の騎士団内部も揉めてたり、キョウトにも手が回っていたりとルルーシュの八方塞がりっぷりを演出しているのは普通に巧い。
そう思わせておいて、前半ラストでユーフェミアにゼロを撃たせることで窮地を脱するのかと思わせるというのも巧い。
ただ当初のプラン通りになったとしても脱出は相当難しかったと思うが。


ルルーシュの計算違いはユーフェミアは人の良さというか器の大きさか。
おまけにナナリーのためと言われれば和解せざるをえんか。
元々が甘いし。
その甘さが最悪の形で裏目に出たのはルルーシュにとって痛烈な皮肉、なんてもんじゃないだろうな本人にとっては。
予兆があったとはいえこの場面でギアスがバージョンアップしたのはルルーシュが野望を捨て妥協したことへの警告と取れなくもないが。
ギアスのかかり方もそれまでのと違うような感じもするし、どのくらい変わったのやら。


虐殺シーンはそれまでのユーフェミアを知っているだけに落差が凄まじい。
本当にリアルタイムで進行している殺戮みたいなたたみかける感じがいい感じで追い討ちをかけてる。
政治的には死んだも同然で正気に戻ったら精神崩壊しそうなユーフェミアだが、シャーリーという前例もあることだしすんなり死ぬとも思えんが、どうなるやら。
取り合えず若本皇帝喜びすぎ。


一方、キョウト六家の皇神楽耶がようやく表舞台に。
彼女はC.C.はともかくギアスとは何らかの関わりがありそうだし、幼少時にルルーシュ、スザクとも会っているので中々の重要人物と思われるので要注目。
もっともルルーシュに関わる女性はかなりの確立で不幸になるので目立ちすぎるとヤバそうだが(苦笑)。


この虐殺事件を機にコーネリア軍を撃ち破れば独立国を建てられそうだが、そうすんなりいくかどうか。
一方ようやく理想を共有しうる主君を失ったスザクの未来はどうなるか。
これで残り通常放送はSTAGE23のみで、残り24、25は特番ってのはお預けもいいところだな。
早く放送スケジュールが決まって欲しいものだ。
ということで、次回が非常に楽しみ。