『コードギアス 反逆のルルーシュ』STAGE23「せめて哀しみとともに」


取り敢えず第一期終了。
一応終わりっぽくしてはあるけど、これからというところで終了。
STAGE24、25は夏らしいが、あまり間を開けすぎると折角の緊迫感が台無しという気も。
単に早く見たいだけってのはあるが(苦笑)。


ユーフェミアの処遇はどうなるかと思ったが、こう来たか。
クロヴィスを殺したのと同じ銃で自ら。
こうするのがある意味ルルーシュの責任でもあるが。
本来なら日本人に愛され賞賛され感謝され、死ぬとしても惜しまれたであろうユーフェミア*1
それが日本人の憎悪と罵倒と呪詛の中でスザクにのみ看取られて信じていたルルーシュに殺される。
ルルーシュのギアスによって。
それがルルーシュにしか分からないのだから、ルルーシュにとってはつらかろう。
逆にここまでやったのだから吹っ切ってやるしかないのだが。
多分V.V.にそれを聞かされたスザクにしたら憎んでも憎みきれないと思うだろう。
仮にユーフェミアが何らかの失敗をして命を落とすなり失脚するにしても、絶対にやらないだろう日本人虐殺命令を強制され、最悪の方法で貶められたのだから。
そういう意味では今のスザクはかつてのルルーシュと同じポジションに、ルルーシュは忌み嫌う親父に似てきているとも言える。


ゼロの構想の合衆国日本もコンセプト的に行政特区日本と同じと言えば同じなのだが、それを行う主体の差が大きい。
ブリタニア統治下では平等とはいえあくまで被支配者であり、ブリタニアの意向次第で容易に潰される行政特区。
それと政権にも参与できる独立国とでは天地の違い。
そこがブリタニア皇族であるユーフェミアの限界といえば限界なのだが。


前回見たときとの印象と違って神楽耶の性格が軽いし、表情が良く動く。
公私の別がついているならそれはそれで構わないけど。
ゼロが合衆国日本でどのような位置にいるのかにもよるが、政略的に日本人を娶ることに意味はあるので考慮の余地はあるかと。
ま、独立後の話だが。


鹵獲されてブリタニア国旗に×されて使われるG-1ベースや色を塗り替えられて使われるサザーランドとか定番だな。
で、真っ当な攻防戦になるかと思いきや。
恐らくブリタニアかどこかでブロック毎に建造していたのをそれぞれ繋ぎ合わせて外周にしていたんだろうな。
それを学生時代に租界攻略を考えていたルルーシュがハッキングで細工していたというところか?
もしくはクーデター構想時に既に準備していたとか。
コーネリアにしてみれば急な総督赴任で治安対策が急務なこともあって外周の構造まで細かく把握していなかっただろうし、そもそも東京防衛戦なんてほぼ考慮外だっただろうから致し方ないとも言える。
グラストンナイツは健在だろうし、アヴァロンもあるからそう簡単に落ちないとは思うが、これで戦況は決したか。
しかし、コーネリアの確保はまだだし、シュナイゼルもどう出るか。
何よりギアスのことを知ったであろうスザクとルルーシュの真の対決なんかも次回以降な訳で。
このテンションで夏まで待たされるのはきつい(苦笑)。

*1:ブリタニアからしたら分からんが。