『ゾイドジェネシス』 12


最終話まで視聴。
ソラシティ編ではちと面白みに欠けたせいかテンションが落ちたのだが、47話からの展開は中々良かった。
バイオゾイド大量配備の謎がプラスマイナスきっちり設定してあって、そのメリット故にザイリン達が離反せざるを得ないというのも巧かった。
ディガルド軍と共同戦線を張る過程も駆け足ながらそれなりに描写していたのも良し。
ボラー司令も地味ながら結構活躍してたのも個人的に嬉しかったり。
最終決戦では味方ゾイドが次々と大破したり脇役にも見せ場があったりと最終決戦らしかった。
残念だったのはエピローグがあっさりし過ぎていたこと。
ムラサメライガーが走ってジェネレーターが直ってENDってのは流石にどうかと。
まあ、あれだけ増えたキャラ一人一人の結末を描くなんて中々出来ないだろうから、ある意味しょうがないとはいえ。


ゾイドジェネシスの作品トータルとしてはルージ少年の成長を丁寧に描写した良作なのだが、ゾイドの戦闘だけでなくディガルド軍と反乱軍との戦略・戦術レベルでの戦闘も結構真っ当に描かれていたのは評価に値する。
ここまで戦略を描いたアニメは中々なかったのではないかと。
ゾイドの戦闘も悪くなかった。
一方悲惨だったのは登場人物の作画。
予算がなかったのか、途中から別人のように崩れていてちょっと驚いた。
ゾイドがCGで崩れないだけに余計に。
ここさえ良ければ、いや普通のアニメ程度であればより良かったのだが残念。