『恋姫†無双〜ドキッ★乙女だらけの三国志演義〜』1stクリア


以前から評判は聞いていたし、二次創作を幾つか目にして面白そうだったので今頃購入。
取り敢えず各キャラ個別ルートは無視、メインストーリーと戦闘のみで1stプレイ関羽ENDで終了。


タイトルからして全力でイロモノと言わんばかりの作品なのだが、確かに意外にというと失礼だがしっかり作ってあって中々面白かった。
最近三国志物からは遠ざかっていて読んでる中国物が北方水滸伝なせいか、各武将の名乗りが個人的に非常に新鮮だった。
女性の声でこういう名乗りというのか見得を切ったりするのに慣れないというのもあるのだろうが。
後は比較対象に問題有りだな(苦笑)。


各キャラクターも女性化しているだけでなく色々アレンジされていて面白い。
張飛は脳天気なロリ、趙雲はプライド高めで皮肉屋、馬超張飛と並ぶバカキャラ、黄忠にいたっては弓を使う最年長者というだけで元のキャラの名残すらなく。
もっと好き勝手やっている賈[言羽]や顔良文醜みたいな脇キャラのアレンジが良い。
特に顔良がこんな萌えキャラになっていようとは予想外だった(笑)。
真・三国無双やら一騎当千という三国志イロモノ系の先達との差別化を図るにはそうするしかなかったのだろう。
一応の世界観がきっちりしているのでこれはこれでありかなと。


一方、短所としては戦闘が手軽ながら面白みに欠ける。
手の決まっているCPU相手にひたすら陣形を変えて戦うというのも面倒だし、不毛な削り合いになりがち。
連戦の場合兵力が引き継がれたりと細かいところで縛りがあるし、指示後オートモードにもならないのも手間。
そんなに難しくないのが救いだが、それはそれで負けたときムカツクので難しいところ(苦笑)。
さらに細かいところでは使えるのが五虎将+孔明だけというのも寂しい。
折角他の武将を仲間に出来たりするというのに。


全体としてはシナリオは中々良くできているのだが、戦闘に多少難有りといったところか。
難と言ってもコンティニューすればより有利な条件で戦えるし、二週目では戦闘はスキップ出来るのだから大したことはないが。
ということで二週目では戦闘を飛ばしつつ個別ルートのシナリオを楽しむとしますか。