『宇宙の騎士テッカマンブレード』第7話「機動兵ペガス発進」

テッカマンダガーの罠に誘い出され、クリスタルを破壊されてしまったDボゥイ。
二度とテッカマンブレードに変身できなくなったDボゥイに更なるダガーの魔の手が迫る。
一方、スペースナイツではクリスタルに代わる新たな変身システムを急ピッチで開発していた。


冒頭からいきなりで相変わらずなコルベット
今、Dボゥイを手に入れたところで何が出来るわけでも無かろうに。
とは全く思っていないところが凄いというか、想像力が欠如しているというか。
そりゃフリーマンも皮肉の一つも言いたくなろうて。
フリーマンの心情的には本音かもしれないけど。


にしても、ペガスの開発というか改造のスピードが早い早い。
これもある程度事前に準備とかされていたんだろうな。
フリーマンはこの時点で既にテッカマンが変身不能になる事態も想定していたんだろうか?
してたんだろうな。
フリーマンならあり得る(苦笑)。


一方、ノープランのDボゥイはクリスタルを破壊されて不貞寝するしか術はない。
ま、どうしようもないわな。
Dボゥイはあくまで一人で行動するタイプだし。
そもそもスペースナイツを仲間とは思いつつも、あくまで後方支援だけの存在で戦力としては考えたことはなかっただろうし。


逆にスペースナイツメンバーが頑張るのはブレードが唯一の希望と信じているから。
ってのもあるだろうけど、一人でラダムと愚直に戦っているブレードに心を動かされているという一面もあるんじゃなかろうか。


ブレードを変身不能にしておきながら、あくまで自分で止めを刺すことに拘るダガー
わざわざ脅迫までしてDボゥイをオービタルリングに呼び出すとは。
デザインは良いのに中の人の人間の小ささにちょっと呆れた。


しかし、ペガスを届けただけ、というと聞こえは悪いが*1、作ったレビンやおやっさん、ある意味最大の功労者ミリーをさしおいてDボゥイにいい顔で礼を言われるノアル。
他の連中じゃDボゥイが初めて礼を言ったインパクトに欠けるからだろうが、ふとやおいっぽいと思ってしまった(汗)。


ペガスでテックセットしてからはDボゥイの台詞と良好な作画で中々見応えがあった。
あんまり動いてはいなかったけど(苦笑)。
ダガーを倒した後、ランサーをより強く握りしめた描写は何を意味しているのか意味深。
フリッツを手にかけたことを悔いているのか、まだ一人目だと思っているのか、これからも続く戦いへの覚悟なのか、狂ってしまった運命を呪っているのか。
そんなブレードに追い討ちをかけるのがラストのオメガ様な訳だが。
この描写だけだと思いっきり捨て駒扱いなダガーに黙祷。


今回は一部キャラクターがやたら美化されていたのが印象的。
特にDボゥイ。
ブレードもダガーもちょっとアレンジされていたが、中々良かったのではないかと。
あんまり動いてなかったのは残念だが。


ここでバルザック髭バージョンが登場、ってこんなに早かったっけ?
微妙に順序が狂ってる気がしないでもない。
では、次回は第8話「謎の従軍記者」。
仮面の下の涙をぬぐえ

*1:ラダム獣の群れの中を突入してるんだし。