『宇宙の騎士テッカマンブレード』第9話「救出! 木星クルー」

バルザックの助力でオービタルリングのレーザー攻撃の停止に成功したテッカマンブレードとスペースナイツ。
それを見越したように木星の輸送船団が地球にやってくる。
幾多の危険を承知の上で地球の窮状を救おうと決死の覚悟で向かっているのだ。
その輸送船団を指揮するカル博士はかつて連合防衛軍の設立に反対した科学者で、フリーマンの旧友だった。


木星の衛星イオから支援物資を運ぶ輸送船団が地球へ、という話。
最大の見所は髪型が妙な若かりしフリーマンとコルベットだったり(笑)。
しかし、フリーマンの若かりし頃に設立されたということは、連合防衛軍としての歴史はほとんど無いも同然だな*1


一応人類間の紛争が無くなったからと軍の設立に反対したのはちと夢見すぎな気がしないでもないカル博士。
とはいえ、囮になるために軍の極秘回線で偽情報を流したり、爆発用に揮発性エネルギープラントを用意したりしているあたり只の夢想家でもなかったのだろう。
行動力も度胸もあったし、亡くすには惜しい人物だった。
合掌。


ノエルは相変わらず無駄に疑うキャラになってるな。
この状況でカル博士が何をどう裏切るというのか。
流石に普通に考えればあり得ないと思うだろうに。
まあ、他に人がいないからなんだろうけど、ちょっと可哀想。


あくまで木星船団がメインだったため、ブレードのアクションは控えめ。
これは致し方あるまい。


次回はいよいよバーナード軍曹登場。
9話で軍に対する嫌悪感が増したDボゥイに対するカウンターって訳でも無かろうが。
とはいえ、コルベット初めろくな連中がいない防衛軍にも真っ当な軍人がいるというのは軽視すべきではないか。
ということで、次回は第10話「戦果に響く子守歌」。
仮面の下の涙をぬぐえ

*1:フリーマンは連合地球暦192年(西暦2300年)当時で35歳なので恐らく設立されて10年前後ではないかと。それまでは各国の軍のままか、国連軍という形だったのではないかと