『大明帝国 朱元璋』Vol.6、7

-大明帝国- 朱元璋 DVD-BOX II
エスピーオー (2009-05-08)
売り上げランキング: 4876


ネットレンタルで視聴。
陳友諒との戦いは結局鄱陽湖の戦いだけだったか。
あまり派手な水戦じゃなくてちょっとがっかり。
見た感じさほど予算が潤沢でも無さそうなのでしょうがないが。
陳友諒と朱元璋の読み合いはなかなか面白かったが。


陳友諒死後は早い早い。
あっという間に張士誠が負けて捕縛されていて笑った。
ま、陳友諒と比べると敵としての格は落ちるのでこんなものか。
ただ張士誠側の蘇州戦でのしぶとい抵抗が描写されなかったのはちょっと残念。
後に蘇州の富豪が重税を課されたり、知識人が弾圧されるきっかけといえるだけに。
後にちょっと匂わせて思いっきり弾圧しそうな気もするが。


陳友諒・張士誠の死後、唯一の強敵だったトクトを罷免した元朝はもはや相手ではなく、ひたすら新王朝県立の準備に描写がさかれる。
そして遂に小明王暗殺が。
この事件を密かに手引きした胡惟庸は思いっきり死亡フラグを引き当ててるのだが、本人はそれに気が付かず。
やはり李善長よりは一段落ちる小才子感が滲み出ている。
着々と例の事件への布石が出来つつあるなあ。
合掌。


しかし、馬皇后が相変わらず強くて笑える。
内助の功なんてレベルじゃないのが凄い。
それでいて朱元璋お気に入りを引き離したと思ったら、密かに呼び戻していたりと細やかな心遣いも見せる。
ある意味出来過ぎなキャラになっている気がするな。
しかし、即位前はともかく即位後苛烈になる一方の朱元璋にどこまで影響力を行使できるのかがちょっと見物。


遂にラストで即位した朱元璋
なんかどう考えても明るさのない陰惨な陰謀殺戮劇にしかならなさそうなんだが、どうなんだろう(苦笑)。
どこまで悲惨に描かれるのか、それともそれはそれとして一応先の明るさが感じられる展開になるんだろうか。
取り敢えず期待しておこう。