「A.C.E.」全機レビューサルベージ版エルガイム編

重戦機エルガイム大全


土日はネタが多く一杯一杯なのでこちらに。
作品ごとにまとめたら結構な分量なので、スペースは有効に使わせてもらおう。


エルガイム
リアルロボットスタンダード。
ビームライフル、シールド、ビームサーベルを装備しているガンダムのような、まさにそんな機体。


メインのパワーランチャーは威力重視型でヌーベルディザードのような速射型でも、アシュラテンプルのような4門あれば弱くてもなんとかなるだろ、でもなく<どーいう例えだ
サブアームのシールド突きは微妙。
接近しないとまるで無意味でありながら、ダッシュ距離とリーチが中途半端なんで。
結構隙もあるし。
アタッチ1のSマインも微妙。
全く使えないわけでもないが、メインには出来ない。
射程も短いし、狙って当てるのは結構難しいし。


ということで、火力はイマイチ。
ヘビーメタル特有のスラスターユニット(ロック対象の方向に常に向く)のおかげで結構助かっているが。
機動性・防御はそこそこ。
ということで、まさに「特徴がないのが特徴」というか。
所謂リアルロボットのスタンダード的な機体ではあるのだが、それ以上の要素が皆無という辺りが悟りきっているというか、諦めが良くて素晴らしいというか。
見た目は美しいが攻守共に非力でMK-IIが出てくるのは必然というのが原作遵守かも(笑)。


個人的にはスペシャルでバスターランチャーくらい持たせてやりたかった気もする。
でも、そうするとMK-IIの地位を脅かすからやむを得んか。



エルガイムMk−II
ポセイダル軍の試作A級ヘビーメタルアモンデュール・スタックにヤーマン族の技術を組み込み完成させたカモン・マイロード専用機。


味方側ヘビーメタルとしては唯一バスターランチャーを装備する最強の機体。
バスターランチャーは停止状態で溜める必要があるのだが、MAX状態だと前面射程内のロックオンした敵のほとんどを同時に、必中に近い命中率で攻撃できる驚異の武装
しかも、その威力はハイメガランチャーを越えるので雑魚クラスを一撃で消し去る。
リロードが長い、一定程度の攻撃を受けると溜めがキャンセルされる、その他にめぼしい武装がないとトータルで見ると欠点もある。


屈指の攻撃力を誇るMk−IIだが、防御面から見ると大したことのない機体。
ビーム系の攻撃を減衰するビームコーティングと変形による離脱だけが頼み。
もっとも、この機体のコンセプトは「殺られる前に殺れ」なので、窮地に陥る前にバスターで射殺するのが正しい姿といえる。
幸いランドブースターに変形できるため、敵との距離をおくのは比較的容易。


良くも悪くもバスターランチャー次第の機体なのだが、ブースト中にもバスターを使えるオージほど手軽な機体でもない。
バスターを堪能しつつ、ゲームを楽しむのであればこちらの方が最適だとは思うが。


ゲームとしてはこの仕様は当然だが、パワーランチャーメインの仕様とコンパチだったら面白かったのに。



>ヌーベルディザード
ガウ・ハ・レッシィが搭乗するA級ヘビーメタル


ヘビーメタルの中では高機動・薄装甲の機体。
さらに常に敵の方向を向くフロッサーシステムは攻撃にせよ、防御するにせよ使いやすい。
防御面ではビームコーティングの恩恵があるが、もともと装甲が薄めなので期待しすぎないように。


攻撃は両腕のシールドに装備されたパワーランチャーのみ。
このパワーランチャーは威力よりも速射性に優れたタイプで、他のHMとは大きく異なる。
リロード速度も速いので、多少あたりにくくてもとにかく撃ち続けること。
サブのダブルパワーランチャーはメインと弾数を共有していないので、メインを撃ち尽くした時に使って攻撃の手を休めないようにするのが肝要。
どちらも威力に欠け、手数で勝負するしかないので。


攻防どちらもそれなりではあるのだが、どちらも突出したところが全くない。
大きな欠点もないが、これといった長所もない、ある意味平均的な機体ではある(瞬間火力が足りないというのは結構大きな欠点のような気もするが)。
通常のミッションはともかく、エクストラミッションなどの難易度の高いミッションはかなりきついのではないかと。
使ってみた感じはパワーランチャーを連続で叩き込むのが楽しかったりと、そう悪くはないのだが。



>アシュラテンプル
アシュラテンプルにて2周目&エクストラステージクリア。


アシュラ強いよアシュラ。
サーカスバインダー万歳、リバースボマー万々歳(笑)。
動きは遅いほうだと思うが、装甲が結構あるし、火力でカバー出来るからノープロブレム。
なんかこれだけでこのゲームを買って良かったと思うあたりがダメっぽい(^^;


>アシュラテンプル(2)
初期に使ったときは使えただけで満足だったのだが、色々な機体を使った後では色々不満点も。


火力はそれなりに高いのだが、機動性が悪すぎる。
ブレンやオーラバトラーを使った後だと余計にそう感じる。
ビーム系の攻撃には多少耐性があるが、それだけではさすがにきつい。
装甲もそれほど堅いわけでもないし。
防御系の弱さは致命的かも。
逃げる足もないし。


機動性の悪さは攻撃にも結構響いていて、メインのパワーランチャーの精度と相乗効果でダッシュ中の攻撃が当たり難い。
サブアームのサーカスバインダーならそこそこ当たるのだが。
火力しか頼むものがないのにメインが猫の手状態はちときつい。
プレイヤーの腕でフォロー出来ないほどではないが。
スペシャルは完全に足が止まるので、逆に隙にも繋がるのが要注意。
アタッチ1のリバースボマーは近距離、アタッチ2のエネルギーボンバーは中距離と完全に役割分担が決まっているので、それを使いこなせるかどうかが鍵かな。
火力が売りなのだが、どれも一長一短があり、決め手に欠けるのは否めないかと。
その分は手数でカバーするしかないが、そういう時には大抵攻撃が当たらんからなあ。


ちと厳しいことを書いたが、シビアに見るとこんなものかと。
5段階評価の判定なら3〜3.5といったところか。
ただ、サザビーαアジールクラスの攻撃力の敵が相手となると防御面の弱さが致命傷になるかと。
楽しみで使う分には問題ないし、特に不得手なミッションもないのだが。
個人的には好きなんだけどね、この機体。



>アモンデュール・スタック
登場したときは我が目を疑った機体。
まさか一話限りの素体版が出ようとは。
冷静に考えればほぼ外観等を流用できるから納得。


性能的にはMK-IIとほぼ互換。
ただし、隠し機体ということでこちらの方が若干性能が高いようだが。
戦い方もほぼ同様で基本的に距離をとって溜めてバスターランチャー。
しかしながら、バスターの精度はMk-IIやオージのそれより劣る模様。
Mk-IIやオージのバスターは射程内でロックしていればほぼ必中なのだが、何でもないところで外す場面が多少見受けられた。
その分多少ダメージを喰らってもチャージがキャンセルされることは少ないようだが。


アタッチ1のSマインが無くなり、サブのパワーランチャーだけと武装面では寂しい限り。
Mk-II同様変形可能。
変形を活用すれば多少攻撃に幅がでるのでそれで耐えるしかないかと。


防御面では変形による離脱とビームコーティングくらい。
機体は大きく、機動性もそこそこなので、結構厳しいものが。
そもそも、ため撃ちバスターを使用するには停止しなければならないので、それだけで十分致命的なのだが。


良くも悪くもバスターランチャーあってこその機体。
バスターのチャージが出来るか出来ないかで全てが決まる。
問題は敵の攻撃が激しい時か。
エース難度のエクストラミッションで夜天光と取り巻きが登場するとミサイルの集中砲火でバスターを撃つどころか逃げるのでさえきつい。
変形で一時離脱は出来てもパワーランチャーで取り巻きを倒すのさえ厳しい状況なので数を減らすことが出来ずジリ貧になりがち。
おまけに切り札のバスターの命中率に難があるので。
トータルでみるとそこそこ使える機体ではあるのだが、癖があるので向き不向きがはっきりしている。
また、特定のミッションや難易度の高いものはほぼクリアが不可能なものも。
特化型の宿命だから仕方ないっちゃ仕方ないんだが。



>オージ(オリジナル・オージェ)*1
残すシークレットも、片手で数えられる、かな。
さすがにここまで来ると色々考えて戦わないとなかなかクリアできず苦戦。
そんな中、やっとこオリジナルオージェことオージをゲット。
移動しながらチャージできるバスターランチャーをメインに誘導型スロウランサー、パワーランチャーとリーチも攻撃力も高いサイズと詐欺臭い強さ。
スペシャルのバイオリレーションの詳細は不明だが、バスターランチャーだけで十分以上にやっていける。
本編でもそうだったが、エルガイムMK-IIの立場無し(笑)。
この機体なら残りのリークレットもクリア出来そうだ。
ある意味屈辱的ではあるが、取り敢えず最期の隠しを出してしまってから、好きな機体で適当に楽しもうかと。

*1:うーん、ここまで手抜きテキストだけだったとは。新しく書き直すかな