『轟轟戦隊ボウケンジャー』Last Task「果て無き冒険魂」

最終回。
実に見事な終り方だった。
空気と化すんじゃないかと思われたズバーンにも多少なりと出番はあったし、分離状態でトドメってのもメカの多さを生かしていて良かった。
ネガティブの方もまた負けて眠りについたガジャ、生き残って金のためにプレシャスを狙うダークシャドウというのも先に倒された連中ともまた違った終わり方で、悪の組織が分裂していたボウケンジャーらしくて良かったのではないかと。
そしてレッドはピンクと宇宙にさらなる冒険、残りはブラックを新チーフとしてプレシャスを追い求める日々と。
この辺のオチも上手かった。


一年トータルで評価すると一部設定というか、もろにズバーンが中途半端で扱い切れていなかったのだが、それ以外は概ね上手くいっていたのではないかと。
いささかレッドがギャグに走りすぎていた時もあったりもしたが、それも一時期のみだったし、ブラックの闇の話を忘れなかっただけでなく、ちゃんとラストに繋げたのは見事。
定番の個体パワーアップがなかったり*1、ロボも一体目を早めに全部出して組み替えで戦う、敵組織乱立で強い連中から退場などのアイデアも新鮮で悪くなかった。
ということで自分の中では結構評価は高め。
ラストエピソードのブラックの中の闇ネタが個人的にストライクだったのってのもあるが、それを抜きにしても結構面白かったのではないかと。
というか、最近の戦隊物はかなりコンスタントに高クオリティなシリーズを作っているような気がするな。
他のシリーズ物は駄作も結構あったというのに(苦笑)。
ま、他はともかく次のゲキレンジャーもどうなるか楽しみにしておこう。

*1:その代償がズバーンなんだろうが。