『宇宙の騎士テッカマンブレード』第6話「テックセット不能」

ノアルのわだかまりも解け、少しずつだがスペースナイツの面々とも馴染んできたDボゥイ。
そんなとき、オービタルリングから救助を求める通信を傍受する。
ブルーアース号で救出に向かったDボゥイ達。
だが、オービタルリングで待っていたのは生存者ではなく復讐に燃えるテッカマンダガーだった……。

オメガ様との会話では意外に大人しいというか礼儀をわきまえているダガー
上に対しては諂い、下には強いタイプか?
人類に対して残忍なのはラダムテッカマンに共通しているが、この辺は生来の性格か?
更に根に持つタイプだったりと人としてちょっとどうかと思わないでもない(苦笑)。
几帳面で計画性があり細かいことも忘れない、と言えばちょっとはマシだけど。


オービタルリングから偽装通信。
この演技力は敵ながら大したものだ(笑)。
多分、演技しながら自己嫌悪がブレードへの恨みに転化、倍増してるんだろうな。
Dボゥイも災難だ。


救出に向かうブルーアース号内でDボゥイが意味ありげに一言。
かつての自分と同じような境遇の相手を思っての発言だろうな。
気持ちは分かるが、モニターされている可能性がある状況での発言なので迂闊と言えば迂闊。
フリーマンはこういう何気ない細かい発言をピックアップして最終的にDボゥイの正体にたどり着いたんだろうから。
ま、今のDボゥイにそこまで気を回す余裕はないだろうが。


遂にフリッツと再会。
結構致命的な会話をしているんだが、アキはどこまでモニターしていたのやら。
基本的に聞こえていたのはDボゥイの声だけでフリッツの声はあまり聞こえなかった&通信状況が良くないと仮定すればそう致命的では無かったと思うが。
こちらは確実に記録されていただろうから、後でフリーマンに分析されただろうけど。


仇敵を相手に平常心を失ったのか、絶対的優位で油断したのか、得々と秘密を話すダガー
使命より私怨を優先するところとか、この辺が二流の二流たる由縁だな。
しかし、ちょっと謎なのが、ダガーを笑ったという他のテッカマン
現時点でオメガ、ダガー以外に覚醒しているラダムテッカマンはいないのにどうやって物笑いの種になったのかということ。
仮説としてはフォーマット中でも素体は意識があり、感応波で情報を入手、交換が出来るといったところか。
思えば後の話でDボゥイの回想でそんなシーンがあったから、ほぼこれで合っているとは思うが。


相変わらずDボゥイの事となると冷静な判断が出来なくなるアキ。
そんなアキを冷静に諭すノアルの姿に前回の成長の跡が見られるな。
アキが取り乱しすぎという気がしないでもないが。


中がダメなら外で、というのも見透かした作戦は見事。
唯一の計算違いはブルーアース号の存在を見逃していたこと。
詰めの甘さがダガーらしいが。
密閉空間と宇宙での干渉スペクトルの効果の現れ方が違うのは当然か。
密閉してない分宇宙では効果が落ちたんだろう。
だが、傷ついたクリスタルではそれで十分致命傷なんだから。ダガーの作戦としては見事。
これでブレードのボルテッカで吹っ飛ばされてなければ格好良かったのに(苦笑)。


今回も作画はイマイチ。
ダガーの作画が一部良かったところがあったような気はするけど、全体的には……。
一部ファン向けに折角Dボゥイが全裸で頑張ってたのに(苦笑)。


次回はいよいよ最後のレギュラーメカというかキャラが登場。
ということで、第7話「機動兵ペガス発進」。
仮面の下の涙をぬぐえ