サンライズメカアクションシリーズ『WARRIOR 1』A,B set

メカアクションシリーズ 青の騎士ベルゼルガ物語 ウォリアー1 A set メカアクションシリーズ 青の騎士ベルゼルガ物語 ウォリアー1 B set


メカアクションシリーズ 青の騎士ベルゼルガ物語 ウォリアー1 A set
メカアクションシリーズ 青の騎士ベルゼルガ物語 ウォリアー1 B set


買いそびれていたヴィンセント(指揮官機)と共に通販で購入。
Amazonには置いてないとばかり思っていたんだが、思いっきり売ってたのか。
今更見つけてもあらゆる意味で遅いけど(苦笑)。


出来は一見悪くない。
最大の懸念だった顔面ど真ん中のパーティングラインもギリギリ気にならない程度。
プロポーション青騎士のライト級ATらしく全体的に細くスマートな感じがW-1らしい。
降着が出来ないのがちょっと残念だが、流石にこの細い足に降着機構を組み込むのは無理だったか。
無理に出来るようにして立たなくなる位ならこちらの方がマシだから、個人的には無問題。
しかし、相変わらず肩関節部分が動かすのが怖いくらい固まっている。
どこまでが許容範囲か分からないので恐る恐る動かしているのだが、ここは是非とも改善して欲しかった。
そういう意味では追加武装の取り付け部分も折れそうで怖い。
ポリキャップを付けろとは言わないが、もうちょっと取り外しのしやすい物にして欲しかった。


意外に塗装はそれほど悪くない。
しかし、ホビージャパン別冊「ブルーナイトII」の作例記事にあるように一応原作では二色*1に塗り分けられている筈なんだが、思いっきりシルバー一色ってのはどうかな。
しかもそのシルバーが思いっきり光沢のある銀なので、せめてくすんだ銀色にして欲しかったかも。
このATらしからぬところがW-1らしいといえばらしいけど。


で、今回最大の売りである豊富な追加武装
各種取り揃えられているのは良いのだが、これは何だ? と悩む武装も無くはない。
これら武装の元ネタになったHJ別冊「ブルーナイト」のイラストを忠実に再現するのは良いのだが、何の武装なのかくらい特定してくれても罰は当たらなかったろうに。
よく分からなかったのを無理矢理推定すると小型マシンガン、大型単発グレネードorミサイル、ショルダーソリッドシューターといった辺りか。
他にもミサイルポッドは4連にしておきながら付属のミサイルは3発で全く収納できなかったりと適当な部分が結構あったのは残念。
こういうところをきっちりやってくれていると評価がかなり上がるんだがなあ。
ネガティブな評価はこの辺で、やはりW-1に各種武装を取り付けるのはやはり中々燃える。
W-1の機体自体は小型で細身なので、各種武装を取り付けることによってシルエットがかなり変わるし、A、B両セットがあると組み合わせられる武装の数もかなり多いので遊びが甲斐がかなりある。
ロッグガンに大型ガトリングガンなどの重装備に走行ユニットを付けるフル装備バージョンとか逆にヘヴィマシンガンと二連グレネードショルダーソリッドシューター(?)のみで敢えて走行ユニットを付けないW-1の機動性を生かす軽装仕様とかやり始めるとかなり面白い。
A、Bセットだけでマシンガン以外だと4機分くらいの武装があるのだから当然と言えば当然だが。
諸々欠点があるのは事実だが、このプレイアビリティはかなりのものではないかと。
既に二機も買っているのに更にW-1が欲しくなってきているし(苦笑)。
本体とヘヴィマシンガンだけの廉価版バージョンとか、追加武装の取り付け位置が左右逆バージョンが出てくれるとかなり嬉しかったりするんだが。


総じて単体だけの評価なら中の下か中の中程度だが、そんな評価を吹き飛ばすくらい武装の付け替えが面白い。
無論、本体ももう少し何とかして貰いたいところだが、ちゃんと売りがあるところは評価すべきかと。
シーエムズの青騎士シリーズは今のところ次が発表されていないんだが、ペースが落ちてもいいから続けて貰いたいところ。
ライジングトータス、ポッドベリー、グラバール、レグジオネータなど、まだ出てない機体も多いことだし。

*1:銀に近い青とくすんだ銀の二色。