北方謙三『楊令伝 二 辺烽の章』

楊令伝 2 (2)
楊令伝 2 (2)
posted with amazlet on 07.07.29
北方 謙三
集英社 (2007/07)
売り上げランキング: 134


毎月出る文庫版水滸伝はチェックしていたのだが、こちらはノーチェックだったので慌ててAmazonで購入。
1巻が4月発売なので三ヶ月で発売というのは北方水滸伝とほぼ同じペース。
ついこの間出たばかりだと思っていたのだが、月日の流れるのは早いものだ(苦笑)。


梁山泊側もようやく敗戦後の立て直しが終わって新たな対宋戦に向けて準備中といったところか。
楊令もようやく登場。
こちらはまだ本格的な活動はしてないが、史進との立ち会いが見られただけでまずは良しとするか。


ということで二巻で一番インパクトがあったのが方臘。
正直あそこまで勢力が伸張しているとは思ってなかったし、『楊令伝』では田虎みたく呆気なく流されるのかと漠然と思っていた。
北方『水滸伝』では軽く触れられてスルーだったし、ここまでメインが北方だったというのも大きいか。
遼、金の動きと合わせて面白くなってきたし、童貫の禁軍と方臘がどう戦うか見物。