『DARKER THAN BLACK』第25話「死神の見る夢は、黒より暗い暗闇か?」


最終回だというのに派手な戦闘も動きまくることもなく。
そこがダーカーらしいといえばらしいが。
シンプルながら良くまとまったラストだったのではないかと。


結果だけみれば現状維持なんだが、黒が人間でありながら妹の力で契約者の能力を得ていたというのは予想外だった。
妹から力を受け継いだものとばかり。
人間と契約者、そのどちらでもないからこその選択ということか。
黒の選択は予想の範囲内だったが、課長も同様の選択を迫られるとは。
その結果としての危機を黒が救ったのは、銀が黒を救ったように仲間だったから、ということなのかな。
そういう意味では立ち位置とか含めて課長はヒロインではなく人間側の主人公だったということか。
なるほどね。
しかし、アンバーはどこまで未来を見ていたのか分からないが、切ない最期だった。
黒はこちらを選ばないと分かっていながらそれでも黒のために、だからなあ。


DVDに収録される26話がどうなるかわからんが、続編を作ろうと思えば作れそうな終わり方だったな。
2クールで終わるには惜しい気もするので続編を見たいような気もするが、そこで終わるのが華という気もするな。
うーん、悩ましい(苦笑)。


最初はコードギアスの反動からか適当に見ていたのだが、見ている内にどんどん引き込まれていった作品だった。
派手じゃないんだが、黒以下敵も味方も非常に人間くさい描写が一貫していたのが良かったのかな。
理屈や客観的な評価は中々出来ないんだが、非常に好きな作品だったのは確か。
これから財政的に破綻しない程度にDVDを買っていこうかと。
黄がパッケージの4巻は絶対買うが(笑)。